脂質と疾患、または炎症と免疫

脂質はエネルギーとして利用されるだけではありません。免疫をコントロールして、摂取方法で病を促進したり、健康を維持したりもします。

コロナウイルス感染症の重症化と油脂の関係。

 

まず、下の世界地図をご覧ください。

元データは、https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0163782715300333?via%3Dihubです。

 


 

探せばあるものです。
各国の、n-3系脂肪酸の摂取量です。
指標は、EPA + DHA の赤血球重量比です。
 4 (very low):えんじ色。
> 4–6 (low), :黄土色
> 6–8 (moderate):黄色
> 8 (high)。:緑色。
No data:灰色

 

もうおわかりですよね。

えんじ色(n3脂肪酸の摂取が少ない国)は、アメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、フランス、トルコ、イラン、中国は、第一波の猛威が治まり、第二波に戦々恐々としている国々です。おそらく、第二波も激しくなるのではないでしょうか?

そして、インド、ブラジルは、今パンデミックの最中です。次は、アフリカ・ケニアが予測できます。

北欧に目を向けると、表ブログに書きましたが、

スウェーデン:人口約1000万人、感染者33842人、死者4029人

ノルウェー :人口約 842万人、感染者8360人、死者235人

そしてノルウェーも外出制限なし、歯科医療大国で、スウェーデンフィンランドと大差ありません。

ノルウェーは感染者、死亡者とも圧倒的少数。隣のスウェーデンフィンランドは、パンデミックが起きてしまいました。